設立趣旨

第1号議案 さが有機農業推進協議会設立趣旨書(案)について

私たちが生きている地球の環境は、過去から現在に至るまで、人々の健康で文化的な生活をえてきた。
 
この地球の環境が様々な経済活動によって損なわれてきている現在、環境健全で恵み豊かなものとして維持していくことは、人間社会の持続的な発展にとって欠くことのできないものとなっている。

水田を中心とする我が国の農業は、適切な生産活動を通じて豊かな食生活の基礎を築くとともに、公益的かつ多面的な機能を通じて、緑豊かな国土や環境の維持形成とその保全にも貢献してきた。

 しかしながら、近年、化学肥料や農薬の施用により環境、健康及び食の安全へ悪影響が懸念されている。

  農業は本来、環境と調和して営まれる産業である。農業の持つ本来の機能を改めて見直し、環境に対する農業の公益的機能を高めるなど、環境と調和した持続的農業すなわち「有機農業」の展開を目指す。

その展開に当たっては、農業者の努力はもとより、消費者や農産物の流通関係者等を含めた幅広い理解と支持を得るようにするとともに、有機農業に関連する資源の循環の促進などの実現にも努めるために協議会を設立する。